あらすじ・ネタバレ「バンデット」3巻発売しました!
モーニングで連載中、鎌倉時代末期を描いた歴史活劇の作品「バンデット」の最新刊が発売されましたのでご紹介を!
赤松一族に殺されかけたところを後醍醐天皇の皇子・大塔宮(おおとうのみや)に救われた石と猿。
二人はそのまま彼とともに京の延暦寺に入る。
そのころ天皇はひそかに公家や武士を集め、倒幕を計画していた。
それを知った大塔宮は味方するかと思いきや、石、猿、大塔宮が暗躍し、倒幕計画を潰してしまう。
しかし、計画を潰したところで天皇の権勢には変わらなく、大塔宮は幕府や天皇に対抗するための軍勢が必要だと実感する・・・というのが前巻のあらすじです。
- 本編あらすじ
大塔宮による倒幕計画の味方を集めるため猿と石は一路、関東へ向かいます。
道中、日が暮れると適当な屋敷に寄り寝泊りする二人。
どの屋敷の人も何も言わずに泊めてくれ、飯もだしてくれる謎を石は猿に尋ねます。
自身を足利貞氏「死んだ」息子と語る猿。
足利の配下筋の武士の屋敷で寝泊りをしていたのでした。
そんな話がありつつ足利館についた猿は、父である足利貞氏に、8年前足利家を滅ぼそうとしたことを責められるかと思いきや、今帰ってきたことは天命であると戻ってきたことを祝われます。
さらに、「足利が天下を制するために力を尽くせ、さすればワシの後に足利をくれてやる」とまでも言われます。
その夜、石は猿に8年前に足利家を滅ぼそうとしたこととは何だったのかを聞くと
貞氏を追放して、北条 長崎をはじめとする幕府の中枢を暗殺して足利幕府を作るつもりだったと話ます。
結果として貞氏に計画は潰されましたが。
しかし、8年が経ち貞氏にこの計画を実行しろと命じられます。
北条と足利の婚礼の際に北条のものを殺す作戦が決まり、あとは決行日を待つだけというなか、貞氏は息子の高氏、直義のみを呼び猿の暗殺を命じます。
命を狙われる猿でしたが、傷を負いながらも石とともになんとか足利館を脱出。
傷が深い猿は石に、大塔宮にしくじったと伝えてくれと頼み、その後は好きに生きろと言い別れてしまうのでした。
また会えると言うも、傷の深さから猿と死に別れするのだろうなという石の大人びた表情がとても好きです。
ここまでが今巻のあらすじです。
猿と別れ、石がひとりで今後どのように活躍してくのかが楽しみですね!