あらすじ・ネタバレ「海王ダンテ」3巻発売しました!
「スプリガン」や「ARMS」で有名な皆川亮二さんが月刊少年サンデーで連載中のマンガ「海王ダンテ」の最新刊が発売されましたのでご紹介を!
「生命の本」をめぐる北極点での攻防を終え、大英帝国海軍へ入隊したダンテ。
そこで新たな仲間と出会いインドへ。
目的は大富豪と結婚したイギリス人女性・ファニーをヒンドゥー教のサティー(寡婦が夫の亡骸とともに焼身自殺をすること)から、彼女を救出し連れて帰ること。
さらに「生命の本」で蘇った、百年前に処刑されたはずの海賊キャプテン・キッドが、ダンテのもつ本を狙って襲ってくるものの、ダンテはこれを退けファニーも救出する!というのが前巻のあらすじです。
今巻から新章に入るのでとても区切りのいい前巻でした。
ダンテたちへの新たな指令。それは英国の「植民地」アメリカへの出兵する陸軍の護衛です。
その航海の途中、漂流者にみせかけた海賊にダンテの乗る船は襲われ、さらに既に船員として乗り込んでいた海賊・オルカに貴賓・ウィリアムを人質にとられてしまいます。
魔導器で事態を解決しようとするも、オルカは魔導器のことを知っていてダンテを制止させます。
2巻ラストでジョゼがアルビダを蘇生しようとしてましたが、その傍にあった別の死体がオルカでした。
そしてダンテたちのの船は奪われ、当初の目的地とは違うヴァージニアへ舵をとらされてしまいます。
ヴァージニアではオルカは黒人奴隷を解放してまわっている救世主と慕われていて、今回軍艦を奪ってきたことに黒人たちは祝福で迎えるのですが、そのときアメリカ先住民が襲撃してきます。
捕虜になりたまたま居合わせてしまったダンテたちイギリス海軍も、仕方なくオルカたちと力を合わせてこれを撃退。
しかし、戦いの混乱でウィリアムの行方が分からなくなってしまいます。
ダンテは魔導器を使用した副作用でケガをしたため、ウィリアム捜索から外され船内にて治療へ。
仲間のパトリックや他の海兵が捜索にあたります。
ウィリアムは命はあったものの奴隷としてこき使われていました。
数日後ウィリアムの行方を突き止めなんとか助けることはできたものの、一緒に奴隷になった黒人のトビーが、ウィリアムの身代わりとして鞭打ちを受けていたことが原因で死んでしまいます。
最初は黒人であるだけで嫌悪して、触りもしなかったウィリアムがトビーの死に涙するのでした。
トラブルがあったもののウィリアムも見つかったことで、本隊へ合流するためダンテたちはオルカを別れます。
骨折していたダンテは驚異的な速さで回復していたものの、足に謎のアザが。
魔導器を使用し続けるとこのアザが増えていってしまうのでしょうか。
奴隷問題や独立の話も交えつつ綺麗にドラマとしてまとまっている今巻でした。
こんな感じで1巻1章みたいなふうに読みやすい構成にしていくのでしょうか。
何にせよダンテの今後が非常に楽しみです。
というところでまた明日の記事でお会いしましょう。